カメラマンという仕事の内容は、意外と知られていないような気がします。
ライトのたくさんあるスタジオで、モデルさんをバシャバシャ撮影している感じとか、
外国でいろいろな取材をしている感じとかが、一般的かな。
ただ、写真というお仕事は実はものすごく分野が広くて、
それぞれが、かなり専門性の高い仕事になっています。
もちろんひとりで何分野も兼ねて仕事しているわけですが、
メインの仕事分野は固定している場合がほとんどです。
ではどんな分野があるのでしょうか?
大きく分けると次の通りです。
・取材関係・・・雑誌の記事の取材写真など。
・ファッション関係・・おもにファッション雑誌など、モデルさんと衣装を撮影。
・商品撮影・・・いわゆる「ブツ撮り」の専門家。
・営業写真・・・これは伝統的な写真館の写真。
・スポーツ写真・・・スポーツの撮影はかなり専門分野です。
このほかに
・舞台写真・・・舞台の専門家。静かに邪魔にならず撮らなくてははいけない。
・自然写真・・・顕微鏡写真や昆虫など、機材も特殊。
・天体写真・・・これは職業にしている人は少ないかも。
などがあります。
ここで感じることがあります。
・普通の人を、
・自然な感じで、
・きれいに、もしくはかわいく、
・限られた予算と時間で
撮影する。
これが一般的に皆さんが撮影を依頼する目的です。
では、どの分野のカメラマンがこの仕事に向いているのでしょうか。
まず、次の分野が考えられますがその特徴を書いてみます。
・取材関係・・・迅速に自然に撮影する技術があります。
・ファッション関係・・ヘアーメークなどとチームできれいなモデルを最高イメージに撮ります。
・営業写真・・・伝統的な技術で立体感のあるライティングと着物の振り付けに優れています。
このような分野の要素を取り混ぜて撮影してもらうことが一番ですね。
ただ、ひとつ、プロだというとどの分野でも、すべての写真が最高に写るような錯覚がありますが、
プロにも得手不得手があって、万能ではありません。
もし、プロに撮影を依頼するのでしたら、どんなお仕事を普段しているかを聞いて、
上のジャンルに当てはめれば、大体の感じがつかめるのではないでしょうか。
ほとんどの場合、普通の人は一生のうちに何度かのイベントの時しか、
プロに写真を依頼することはないのではないかと思います。
その時に、本当によかったと思える撮影と写真を残していただきたいと思います。
じゃあ、どうすれば良いスタジオ、カメラマンを見つけられるの?
そんな疑問は解決しませんね・・・この解説じゃ・・・
次回は、自分に合ったカメラマンに出会うポイントを紹介したいと思います。
しばらくはがんばってアップする予定です。
がんばらなくちゃ。